いろいろな特徴を持つ多くの湿布剤や貼付剤が市販されているため、患者さん達の希望に添った選択が可能となっております。
そこで、主な湿布剤・貼付剤の特徴や当院での登録状況をお知らせします。2003年7月20日現在
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冷湿布剤      外観・商品名・特徴会社・オーダー可否
セルタッチの外観セルタッチ
10cm×14cm/14g
1袋6枚入り、又は7枚入り

湿布臭は無い、わずかな特異臭
伸縮性あり、貼った時に冷たい
成分:フェルビナク
1日2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
日本ワイスレダリー
1993.9発売

可=SER
6枚入

院外専用=SER
7枚入
モーラスの外観モーラス
10cm×14cm/10g
1袋6枚入り、又は7枚入り

湿布の匂いであるハッカ臭
伸縮性あり、貼った時に冷たい
成分:ケトプロフェン
1日2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付



★注意★副作用の光線過敏症を起こす【医薬品副作用情報第173号】ため、貼った場所を紫外線から守るように注意しなければならない
久光製薬
1988.5発売

可=MOR
6枚入
アドフィードの外観アドフィード
10cm×14cm/12g
1袋6枚入り、又は7枚入り

湿布の匂いであるハッカ臭
伸縮性あり、貼った時に冷たい
成分:フルルビプロフェン
1日2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
科研製薬
1988.6発売

可=ADO
6枚入
フルルバンの外観フルルバン
10cm×14cm/12g
1袋6枚入り

湿布の匂いであるハッカ臭
伸縮性あり、貼った時に冷たい
成分:フルルビプロフェン
添加物:ノニル酸ワニリルアミド
添加されているノニル酸ワニリルアミドにより、血流増加が期待できる.
1日2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
(注:フルルバンのノニル酸ワニリルアミドは添加物として表記され、含有量を記載されていないため、フルルバンを冷湿布剤に分類)
科研製薬
1997.7発売

可=HUR
6枚入
カトレップの外観カトレップ
10cm×14cm/14g
1袋5枚入り、又は7枚入り

湿布の匂いであるハッカ臭
伸縮性あり、貼った時に冷たい
成分:インドメタシン
1日2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
住友製薬
1989.12発売

可=KAT
5枚入
MS冷シップの外観MS冷シップ
10cm×14cm/20g 又は20cm×14cm/40g
1袋5枚入り

湿布の匂いであるハッカ臭
伸縮性あり、貼った時に冷たい
成分:L-メントール・サリチル酸メチル・dl-カンフル
1日1〜2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
大鵬薬品
1996.7発売

不可

20x14、5枚入

10x14、5枚入
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冷 テープ剤      外観・商品名・特徴会社・オーダー可否
ファルケンの外観 ファルケン
 10cm×14cm/1.6g
 1袋7枚入り

 湿布の匂いであるハッカ臭
 伸縮性あり、貼った時に冷たくない
 成分:フルルビプロフェン
 1日2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
 テープ剤で約1mm厚のため、衣類の下に貼ってもごわごわしない。
祐徳薬品
1998.10発売

院外専用=FAR
7枚入
 フェルビナクP「EMEC」
 10cm×14cm/1.4g
 1袋14枚入り、又は10枚入り

 湿布の匂いであるハッカ臭
 伸縮性あり、貼った時に冷たくない
 成分:フェルビナク
 1日2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
 テープ剤で約1mm厚のため、衣類の下に貼ってもごわごわしない。
エルメッドエーザイ
1999.9発売

院外処方箋では
可=FEL
10枚入り
セラスターの外観 セラスター
 10cm×14cm/1.4g
 1袋10枚入り、又は14枚入り

 湿布臭は無い、わずかな特異臭
 伸縮性あり、貼った時に冷たくない
 成分:インドメタシン
 1日2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
 テープ剤で約1mm厚のため、衣類の下に貼ってもごわごわしない。
山之内製薬
1995.7発売

可=SER
10枚入
モーラステープの外観 モーラステープ
 10cm×7cm/1g
 1袋7枚入り

 湿布の匂いであるハッカ臭
 伸縮性あり、貼った時に冷たくない
 成分:ケトプロフェン
 1日1回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
 テープ剤で約1mm厚のため、衣類の下に貼ってもごわごわしない。
★注意★副作用の光線過敏症を起こす【医薬品副作用情報第173号】ため、貼っている場所を紫外線から守るように注意しなければならない.
久光製薬
1995.12発売

可=MOR
7枚入
GSプラスターの外観 GSプラスターC
 10cm×7cm/0.58g
 1袋10枚入り

 湿布の匂いであるハッカ臭
 伸縮性なし、貼った時に冷たくない
 成分:サリチル酸グリコール
 l-メントール
 1日1〜2回患部に貼付
 テープ剤で約1mm厚のため、衣類の下に貼ってもごわごわしない。
祐徳薬品
1996.9発売

可=GS
10枚入
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温湿布剤      外観・商品名・特徴会社・オーダー可否
MS温シップの外観MS温シップ
10cm×14cm/20g 又は20cm×14cm/40g
1袋5枚入り

湿布の匂いであるハッカ臭
伸縮性あり、貼った時に冷たい
成分:膏体100g(700cm2)中
 サリチル酸メチル 1.0g、dl−カンフル 0.5g、トウガラシエキス(主成分:カプサイシン) 0.165g
1日1〜2回患部に引っ張って伸ばしながら貼付
大鵬薬品
1996.7発売

可=MSO
20x14、5枚入 (\186)

院外専用=MSO
10x14、5枚入
ヤンヤンホットの外観ヤンヤンホット
10cm×14cm/20g 又は20cm×14cm/40g
1袋5枚入り

湿布の匂いであるハッカ臭
伸縮性無し、貼った時に冷たい
成分:700cm2(膏体100g)中
ノニル酸ワニリルアミド 0.02g、サリチル酸グリコール  0.5g、dl-カンフル  0.3g、
1日1〜2回表面のプラスチック膜をはがして、患部に貼付
昭和薬品化工
1981.9発売

不可
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温 テープ剤      外観・商品名・特徴会社・オーダー可否
GSプラスターHの外観GSプラスターH
H140:10cm×14cm/1.17g 又はH70:10cm×7cm/0.58g
1袋10枚入り

湿布の匂いであるハッカ臭は無い、わずかな特異臭
伸縮性無し、貼った時に冷たくない
成分:膏体100g(1.2m2)中
サリチル酸グリコール7.0g、ノニル酸ワニリルアミド0.07g
1日1〜2回患部に貼付
祐徳薬品工業
H70:2003.9発売
不可
H140:1998.5発売

院外専用=GS
ハリホットの外観ハリホット
H140:4.8cm×6.0cm/28.8cm2 
1袋10枚入り

湿布の匂いであるハッカ臭
伸縮性無し、貼った時に冷たくない
成分:本品1m2(184.125g)中
ノニル酸ワニリルアミド 0.075g、サリチル酸メチル  9.000g、L-メントール  4.500g、ジフェンヒドラミン  0.400g、dl-カンフル  1.800g、ハッカ油 1.125g
1日1〜2回表面のライナーをはがして貼付
ゼリア新薬工業
1981.10発売

不可


●冷湿布剤と温湿布剤

(冷)湿布剤 温湿布剤
(冷)湿布剤は、サリチル酸やその他の非ステロイド系の消炎鎮痛剤に、カンフルやメントールといった局所刺激作用や清涼感を持つ消炎剤を配合して、局所の炎症を押さえる湿布剤です。
貼りつく付する材質によって貼った時の感じが違い、
水分を含んだ材質の場合は、貼った時にヒンヤリした感じになります。
つまり、表面温度が下がるのを(冷)湿布と呼んでいます。
温湿布剤は、通常の(冷)湿布剤にトウガラシチンキエキスなどの局所血流を増強する物質を配合し、局所の温度を上昇させるようにした湿布剤です。
ただし、水分を含んだ湿布剤の場合は、貼った時にヒンヤリした感じになります。
もちろん温湿布剤も水分を含んでいれば、貼った時に一時的にヒンヤリしますが、時間とともに、だんだんと暖かくなってきます。
つまり、表面温度が上がるのを温湿布と呼んでいます。

また、温湿布には、成分として局所血流増強物質の名前と含有量が表示されています。
(そのため、フルルバンのように、ノニル酸ワニリルアミドが添加物として表記されていて、その含有量を記載されていないものは、ここでは冷湿布剤に分類しています。)
手足の外傷・火傷、あるいは腫れがある急性炎症部位に対しては、痛みを軽減し、炎症による腫れを減少させ、筋肉のこわばりをとるために普通の(冷)湿布を貼ります。
いわゆる寒冷療法を行うわけです。
寒冷療法によって、貼った所の血管が収縮しますので、血の流れが少なくなり、その部分の細胞の活動が抑えられますので、その結果、痛みを発する体内物質の生成も抑えられます。
温湿布は、血の流れが増えることで、表面温度が上昇し、その刺激で生成されるヒスタミン様物質の作用によって炎症物質、老廃物の溶解、吸収が促進され、局所の栄養、回復力の改善に寄与するといわれています。
また、筋の痙直を緩解し、軟部組織の柔軟性も増し関節運動が容易となり、鎮痛効果も期待できるようになります。
運動器の痛みは疼痛→痙直→循環障害→疼痛、、、、、という悪循環の鎖が関与していると考えられていますので、その悪循環を切るために湿布をするわけです。
どちらの湿布をするかというと、
炎症の急性期には冷やさねばなりませんので通常の湿布を用い、慢性期の冷えている場合は温めたほうが良いので温湿布をという事になります。
使い方の違いは冷やすべきか温めるべきかですが、
『いずれが患者にとって心地良いかが目安』となるでしょう。
用法は、、いずれにしても同じで、1日1〜2回 貼付すると考えてよろしいでしょう。